SSブログ

川島なお美の嫌われる勇気は中学時代から [芸能]

スポンサーリンク




川島 なお美さんが胆管がんで2015年9月24日に亡くなった。54歳の若すぎる死である。

彼女の地元である名古屋出身である筆者は、

彼女の中学、高校時代の同級生の話から彼女のあっぱれな人生に敬意を表したいと思う。




女優魂を最後まで貫き、亡くなる間際まで舞台に出続けた姿に、心打たれた方も多かったであろう。

そのあっぱれな女優魂と共に、パティシエである夫の鎧塚氏との愛情深い逸話には、

彼女の愛情深い人となりが表れており、彼女に対して快く思っていなかった人たちまで、

女優川島なお美を見直させたのではないだろうか。



しかし、こんな彼女に対して、過去の世間の印象というものは、一言で言うならば、

「女に嫌われる女」
である。



『お笑いマンガ道場』のレギュラーとして、漫画を披露しているときは、

頭の回転のいい、かわいらしい女子大生タレントのお姉さん。といった印象だったのだが、

気づけば、「お高くとまっていて、なんだか、はなにつく、女の敵」

となっていく。




キュートな美貌は、間違いなく男受けするルックスであるところにプラスして、

天狗なの?と思われてしまいがちな独特な話し方と内容。

けっして上手とはいえない、女を売りにしたような演じ方は、どうしても好感度女優とは

成りえなかった。

そのためか、不遇な時代が長く、広い世代に知名度が高まるまでにかなりの時間を要している。



筆者の地元では、若い世代には名を知られていたが、

所詮、ローカルタレントの位置づけであった。



彼女の転機はなんといっても

ヘアヌード写真集『WOMAN』(1993年、渡辺達生撮影、ワニブックス)であろう。



このヘアヌードにより、川島なお美の美しさに注目が集まり、

女優の仕事も増えていくのである。

しかし、体を張った映画出演も多く、ハダカを売り物にしないと仕事がないのか。との

冷ややかな見方もされていたのも事実であろう。



しかし、彼女のすごいところは、これらの反発を全てわかったうえで、

悪口などもろともせず、自分を貫き続けたところである。



作曲家の秋元康氏も彼女のことを「嫌われる勇気がある」と評したとおり、

まさしくこの肝の座り具合が川島なお美の凄さなのである。



若い頃から、どうしたら女優になれるかしか考えていなかった。と、本に書いているだけあって、

自分の決めた夢のためなら、強靭な覚悟でどんな状況にもまっしぐらなのである。



筆者は、彼女の地元のため、時々、彼女の同級生だったという人に出会うことがある。

聞いた話を少しご披露するならば、

中学時代の彼女は大変な嫌われ者だったらしい。

かわいらしさは、抜群で、やはり男子からの人気はあったため、女子からのやっかみも大変なものだったようだ。

しかし、嫌われる要因はそれだけではなかったらしい。

彼女は、中学の頃より、恥ずかしがることもなく、周りに

「私は必ず中学卒業したら芸能界に入る」

と公言していたそうだ。


自分の親は立派な人で(元判事らしい)、自分は頭がよく、かわいいので、あなたたちとは違うのよ。

というような内容を言ってしまう正直さが、かなりの反感を買っていたらしい。


このころから、既に「嫌われる勇気」を持っていたようだ。


結局は、彼女は中学卒業後、芸能界に入らず、地元の高校に進学したので、

この話をしてくれた人は、川島なお美のお父さんが固い仕事で厳しかったので

結局、彼女は芸能界入りはあきらめたのだろうと思っていたらしいが・・・。



ついでに、高校時代を知っている人という人から聞いたところによると

彼女が嫌われていたかどうかは定かではないが、高校でもやはりモテモテだったようで

いつも、男子をはべらせていたらしい。(さすが・・・)





これらの若い学生時代の頃の話からもおわかりいただけるように、

彼女は一貫して、芸能界、女優という夢のため、

どんなに嫌われようが、スキャンダルにみまわれようが、一心不乱に夢に突き進んできたのだ。







川島なお美は、最後の瞬間まで、「女優川島なお美」の生き様をプロデュースし、発信し続けた。


最後に、ガリガリの身体をあえて露出するドレスを選んで、夫とともに仲睦まじい会見をしたのも、

頭のいい彼女があえて、プロデュースした、「女優川島なお美最期までのレッドカーペット

のように思えて仕方がない。


強がりで頑張りぬいた彼女のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。