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「ほめる」「叱る」がうまくいかないときに読む本 佐々木正美 若松亜紀著 を読んでみた [本]

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「ほめる」「叱る」がうまくいかないときに読む本 佐々木正美 若松亜紀著 を読んでみた

何気なく手にした本。
子供がお世話になっている小児科の先生がオススメしていた本が
佐々木正美氏の本だったため、読んでみた。




私が読んだ本とは題名が微妙に違うが、目次を見たら、同じ内容だった。↑


さて、この本、子育て中の人なら、必ずぶつかるであろうしつけの壁に、なかなか、

よいアドバイスが書いてある。




★自ら行動できる子に育てたい。


★子供は褒めれば褒めるほどいいわけではない。

 ・過剰にほめることは、過剰に叱ることと同じ。
  親の望むように育って欲しい→願っているようにできた→ほめる
               →願っていることができない→叱る

  ということになるので、根っこは同じ。

 ・親自身が満足するための自己愛的な願いにならないように。
  (こどもの負担になっていないかな?)

 ・過剰にほめると、ほめなければやらない子になってしまう

 ・「ほめ」は、ほどほどにさらっと。
   できたからって、それほど大したことではないし、
   仮にできなくても、たいしたことではない。

 ・親の期待に応えたときだけ過剰に褒めるのは、子供を脅迫しているようなもの。

 ・「ほめ」依存の大人がいる。こんな風にはしないように育てたい。



★決定的に必要なのは「自己肯定感」を育てること。
      ↓
これは、相手から受け入れられている、尊重されていると感じることで育つ。
      ↓
一緒に喜ぶ、静かに肯定する。自然が一番。



★喜びをわかちあうのが最高のコミュニケーションの原点。byアンリ・ワロン心理学者。

 ・ほめるより認める。
 
 ・過剰な「ほめ」の限界→ほめられてもうれしくなくなる
      
       ↓

 「見ててね」「うん。見ているよ」
 
 「やってるね。できたね。」    これでOK。




★・自立を生む「ほめ」=どんぶりほめ+小分けでQ

 
 ・依存を生む「ほめ」=どんぶりほめ=なんでもかんでもほめる



自立を生むためには・・・できたことに対して、どうしてできたの?と
            理由を考えさせる方法!

 (答えを導くのは難しいので、小分けする)



   ex)「ニンジン食べれた」
      「どうして食べれたの?」「はなつまんだ」
      「それから?」「さくらんぼなんだって思うようにした」
      「どんな感じ?」「やったー」
      「・・・そうかこうすればうまくいくんだな」。


★こどもの存在承認をする=見たままをつたえればいい。変化にきづいてあげる。
 ・人と比べないこと。
 ・見ているよ。というメッセージになる
 ・人間関係で一番つらいのは「無視」

  「歯磨きしてるね。」「やってるね。」でOK。



★人前で自分の子供を褒めよう。


★やったことを叱る。人格は責めない。


★叱る基準を自分の中に決める。人のルールではない。


★両親揃って叱らない。どちらかがフォロー。


★叱らなくてもいい環境づくりに努めよ。
 ex)朝の流れ→絵に描いて貼るなど”見える”化する


★叱らなくてはならないことをした時
 ・親も一緒にお詫びする。
 ・その後は、もう、深追いしない。


★ウソをついた時
 ・親はアナタのウソはわかっていますよ。
  と、思わせることは大事。

 ・しかし、深追いしない。
 ・見逃すのでもなく、叱るでもない。バランスが大事。
 ・ウソはついてはいけません。一言サラッとが秘訣。


★落ち込んだ子が立ち直る過程に「共にいる」

 ・ほめるのはサラッと。なぐさめるのは全力で。



★感情は連鎖するので、親は感情的にならない。
 ・マイナスのループに陥らないためには・・・事実だけを伝える

  ex)「何やってるの!早く起きなさい」
      ではなく、「今7時だよ。」


★「ほめる」「叱る」で頭を悩ませるなら
 「ありがとう」「ごめんなさい」を言おう!


★「叱る」「怒る」から「伝える」へ

1:叱る前に見る→タイミングをみる。
         過程を見る。  

2:先にいいところを伝える→いっぱい遊んだね。片付けようか?

3:正論より共感→「もっと遊びたいんだね。」
         「泡が好きなんだね。今度クリームソーダ飲むか?」

4あなたが悪いではなくここが悪い→落書きは悪い

5原因追求より次の行動→「なんで?」ではなく「どうする?」
                      「どうしたらいい?」



★対話するときのベストな座り方はL字型。次に横並び。



★子どものうちは根拠のある自信を身に着けても、本当の自信はもてない。
 ・根拠のない自信をつけるべき。
 ・人と較べないように。


★”そのままでいいよ”が子供の心が丈夫に育つ。
 ・優越感、劣等感に振り回されて育つと、
  成長するに従って、健全な人間関係を築くのがむずかしくなる
      ↓
   不登校・引きもこり



★悪くても「あんたは悪くないよ。」大事。

 ・叱られれば必ず自尊心が傷つけられる。
      ↓
  そのできた心の傷をさらっと洗い流してくれるから
  ジジババの無条件のかわいがりは大事。



★この人は自分をまもってくれるという信頼関係がないと
 しつけは成り立たない。

 ・しつけがうまくいかない→基本的信頼感見直すべき。



★親にわがままがいえる子ほど安心。

 ・子供の問題行動
    ↓
  子供の欲求不満
    ↓
  欲求不満は何?と、考えよう。
    ↓
  親も欲求不満なことが多い。

まずは親の欲求不満を解消すべき。



★乱暴な言い方に対して
    ↓
  「おお~こわいこわい。」
  「そんなことしたら、~がかわいそうだな~」
  と、穏やかに。



★子育てに必要なのは母性性と父性性だが・・
 
 ・母性性=ありのままでいいよ。許容、受容、容認、包み込み
 ・父性性=規則、規律、義務、約束

 まずは、母性性ありきで、次に父性性。

 ・最悪父性性はなくてもいい。なぜならば、学校等社会でいやでも父性性は教え込まれる。

 ・焦って、厳しく育てても子供はまっすぐ育たない。




★しつけ完了の目標は18歳


★ひとりQ&Aができるように導く

 ・最初は親が問う。
 「これは本当に必要か?」
 「代わりは何かあるか?」
 「どこまで我慢はできるか?」
 「どうやったらできた?」
 
細かく問いかけ、子供に考えさせる。



★喜びを分かち合う十分な経験をした後でなければ
 子供は他者と悲しみを分かち合う感情を
 発達させることができない。    byアンリワロン
 

 ・子供に喜びを与えることが親の喜びと感じる育て方をすること。
 
 ・悲しみを分かち合う感情は、そのまま思いやりのある人間になる。


 ・いじめ→悲しみ共感の感情が育っていない→喜び共感経験の少なさ

 ・子供と喜ぶ経験が少ないと感じたのならば、どんな年齢でも関係ないので
  子供の言う事をよく聞く
  子供が求めることを叶える
  悲しいときは一緒に。涙するときも一緒に。



★子供が振り向いたときに見守られているという安心感が
 思春期の非行を抑制するという研究もある。

 ・歩き始めの不安がある時期は特に見守っていてあげて。

 ・これも、年齢は関係ない。


★頼り頼られる生き方を。

 ・しっかり頼む。迷惑をかけるのとは違う。
 ・そして、頼られるのが、望ましい「依存」



★話してもらえる親でいよう。
 
 ・笑顔でいよう。目をあわせよう。

 ・一日5分間だけ、手を止め、目を見て、うなずき、しっかり聞く用意をする。


★叱るのではなくどうしてほしいかの希望を伝える



とまあ、ざっと、内容を書いてみた。

興味のある方は読まれるといいのではと思う。







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